要注意!ホワイト系ブラック企業の実態

ホワイト系ブラック企業に要注意!

給与が少ない、拘束時間が長い、セクハラやパワハラといった犯罪行為が日常的に行われている…ブラック系バイトといえば、そういう待遇面の悪さが問題にされることが多いです。でも、ブラック系バイトの問題点は待遇面に限ったことではありません。待遇面で問題のないホワイト系であっても、実際にやっていることが犯罪そのもののブラックである場合も、間違いなくブラック系バイトといえるでしょう。実際にあった話を元に、「ホワイト系」ブラック企業のバイトについて説明します。

労働条件が良かった詐欺グループ

今年5月にリーダーが逮捕された詐欺グループの話です。「1000円を払えば10億円を受け取ることができます」などという内容のメールを不特定多数に送り付けて、受け取った金銭を詐取していたのです。警察の調べなどによると、グループは総勢41人で、このうち11人が組織的詐欺罪で起訴されました。被害に遭ったのは計7人で、被害総額は5000万円とされています。新聞の社会面などでは「よくある話」のひとつですし、報道されてから短期間で忘れられてしまうタイプの出来事です。とはいえ、なぜこんな犯罪集団に41人もの人が所属していたのでしょうか。実はこのグループ、やっていることは完全に犯罪でブラック系なのですが、待遇面では「ホワイト系」といってもいいくらいの好条件だったのです。

「社員旅行」まで用意されていた

報道などによると、このグループの基本給は最低35万円が保証されていました。幹部クラスだと85万円にもなります。ブラック系バイトだとサービス残業は当たり前なのに、このグループは残業代が認められるどころかボーナスまであったのです。ノルマを達成すると社員旅行に連れて行ってもらうこともできたのですから、福利厚生も充実しています。こうした内情が明らかになるにつれて、ネット上では「下手な企業よりクリーンそう」「待遇が良い。やっていることが詐欺じゃなかったら入りたい」という、労働環境をうらやむ声まで出るようになったのです。このあたりが待遇だけはホワイト系とされる所以です。

いくら待遇が良くても…

確かに悪条件のブラック系バイトが多い昨今、こうした好条件の職場に応募してしまう気持ちは理解できないわけではありません。ですが、よく考えてみてください。そこでやっていることは、完全な犯罪行為なのです。不起訴となった30人にしても、あくまでも従属的に物事を行っていたということがその理由で、犯罪行為を働いていたという事実まで否定されたわけではないのです。
極端な例を出しますが、給与などが極めて好条件だったとしても、あなたは暴力団に就職しますか?それと全く同じことなのです。明らかに反社会的な犯罪行為を行っている組織なのですから、悪条件で人が集まるわけがありません。だから好条件になるのです。でも、あなたはお金さえもらえればそれでいいのですか? 犯罪者の烙印を押されても恥ずかしくないのですか?反社会的行為に手を染めるホワイト系ブラック企業のバイトには、どんなに金銭的に困窮していても絶対手を出さない。もし知らず知らずのうちに自分がそういうバイトをしていたら、即座に辞めるくらいの気持ちでいた方がいいのです。